映画『ある画家の数奇な運命』公式サイト

Introduction

現代美術界の巨匠をモデルに 苦悩と悲しみを希望と喜びに変えた半生を描き、
観る者すべてに勇気をくれる感動作

長編映画監督デビュー作『善き人のためのソナタ』でアカデミー賞®外国語映画賞を受賞したフロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク監督の、祖国ドイツの歴史の闇と、芸術の光に迫る最新作。第75回ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門で高評価を獲得し、第91回アカデミー賞®外国語映画賞にノミネートされた。主人公・クルトのモデルは、オークションに出品すれば数十億円の価格がつくことで知られる、現代美術界の巨匠、ゲルハルト・リヒター。監督が映画化を申し込んだところ、1か月にわたっての取材が許された。ただし、映画化の条件は、人物の名前は変えて、何が事実か事実でないかは、互いに絶対に明かさないこと。そんなミステリアスな契約のもと、観る者のイマジネーションをさらに膨らませる作品が誕生した。
クルトの苦悩と葛藤は、信じるものに向き合い、命をもかけることで、希望と喜びへと昇華していく。今日の悲しみを、未来の幸福へと変える術があることを、美しい絵画と共に見せてくれる感動の物語。

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ゲルハルト・リヒター

1932年、ドイツ、ドレスデン(旧東ドイツ)生まれ。ドレスデン芸術大学で絵画を学んだ後、61年に西ドイツに移住し、デュッセルドルフ芸術大学に入学。世界中の主要な美術館が彼の作品をコレクションするなど、名実ともに世界最高峰の評価を受け、最も影響力のある現代アーティストであり、日本では05年に金沢21世紀美術館と川村記念美術館で回顧展を開催。16年には瀬戸内海の豊島に、リヒター作品を恒久展示する日本初の施設がオープンした。

Story

芸術を愛した叔母との別れ、叔母の面影を持つ女性との恋、義父との因縁と確執、西ドイツへの逃亡―
アカデミー賞®監督が贈る ドイツの激動の時代に数奇な運命を生きた若き芸術家の物語

ナチ政権下のドイツ。少年クルトは叔母の影響から、芸術に親しむ日々を送っていた。ところが、精神のバランスを崩した叔母は強制入院の果て、安楽死政策によって命を奪われる。終戦後、クルトは東ドイツの美術学校に進学し、そこで出会ったエリーと恋におちる。元ナチ高官の彼女の父親こそが叔母を死へと追い込んだ張本人なのだが、誰もその残酷な運命に気づかぬまま二人は結婚する。やがて、東のアート界に疑問を抱いたクルトは、ベルリンの壁が築かれる直前に、エリーと西ドイツへと逃亡し、創作に没頭する。美術学校の教授から作品を全否定され、もがき苦しみながらも、魂に刻む叔母の言葉「真実はすべて美しい」を信じ続けるクルトだったが―。

Cast

1982年、ドイツ、東ベルリン生まれ。12歳の時に演出家のトーマス・ハイゼの目に留まり、名門劇団ベルリーナー・アンサンブルの舞台に抜擢され、以後4年間、舞台を中心に出演。00年、『クレイジー』で注目され、バイエルン映画賞新人賞を受賞。その後、『素粒子』(06)、『バーダー・マインホフ 理想の果てに』(08)、若きアドルフ・ヒトラーを演じた『我が闘争 若き日のアドルフ・ヒトラー』(09)、『ルートヴィヒ』(12)などに出演。世界的に注目された主演作『コーヒーをめぐる冒険』(12)では2度目のバイエルン映画賞とドイツ映画賞を受賞し、ドイツ映画批評家協会賞やヨーロッパ映画賞最優秀男優賞部門にノミネートされる。更に、『ピエロがお前を嘲笑う』(14)の大ヒットで、世界中から引く手あまたの、ドイツ映画界をけん引する俳優と注目されている。

1962年、ドイツ、カールスルーエ生まれ。フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク監督の『善き人のためのソナタ』(06)で数々の映画賞にノミネートされ、イタリア・ゴールデン・グローブ賞最優秀ヨーロッパ人俳優賞などを受賞。ドイツ人俳優として世界的に最も成功を収めた俳優の一人となる。舞台・テレビドラマでの活躍を経て、『ダイ・ハード/ラスト・デイ』(12)の悪役、スティーヴン・スピルバーグ監督の『ブリッジ・オブ・スパイ』(15)、トム・フーパー監督の『リリーのすべて』(15)などに出演。その他の出演作は、『飛ぶ教室』(03)、『ブラックブック』(06)、『アンノウン』(11)、『ベル・カント とらわれのアリア』(17)など。

1995年、ドイツ、ベルリン生まれ。舞台で経験を積んだ後、14歳の時に『POLL(原題)』(未)で映画デビューし、バイエルン映画賞新人女優賞を受賞。フランソワ・オゾン監督の『婚約者の友人』(16)ではオーディションで主役に抜擢され、ヴェネツィア国際映画祭マルチェロ・マストロヤンニ賞(新人賞)に輝き、セザール賞有望新人女優賞とリュミエール賞にノミネートされる。その他の出演作は、『ルートヴィヒ』(12)、『クリスマスの伝説―4人の若き王たち』(15)、『未来を乗り換えた男』(18)など。

1993年、ドイツ、ハレ・アン・デア・ザーレ生まれ。10年、『FÜR ELISE(原題)』で映画デビュー。12年、アカデミー賞®外国映画賞オーストラリア代表のケイト・ショートランド監督『さよなら、アドルフ』の主役を演じ、注目を浴びる、13年にはベルリン国際映画祭でドイツ・シューティングスター賞に選ばれる。その他の出演作は、『A PACT(原題)』(未)、『ロストックの長い夜』(14)、『ワイルド わたしの中の獣』(16)など。

1968年、ドイツ、シュトゥットガルト生まれ。ベルリン芸術大学を卒業後、舞台俳優としてキャリアをスタートし、多数の劇場に出演、09年からはウィーン・ブルク劇場のアンサンブル常任メンバーとなり、「戦争と平和」「Solaris」「先祖の女」「トロイの木馬」などの有名作品で主要キャラクターを演じる。15年、同名のベストセラー小説を映画化した『帰ってきたヒトラー』でアドルフ・ヒトラーを演じドイツ映画賞主演男優賞にノミネートされ、映画界で知らぬ者はいない存在となる。その他の出演作は、アカデミー賞®短編賞にノミネートされた『Die rote Jacke(原題)』(未)、ドイツNETFLIX初のオリジナル作品「DARK ダーク」など。

Staff

1973年、ドイツ、ケルン生まれ。ミュンヘンテレビ映画大学で学んだ後、初の長編映画『善き人のためのソナタ』(06)がアカデミー賞®外国語映画賞のほか、ヨーロッパ映画賞3部門(作品賞、脚本賞、男優賞)、ドイツ映画賞7部門(作品賞、監督賞、脚本賞、主演男優賞、助演男優賞、美術賞、撮影賞)など、多数の賞に輝く。ジョニー・デップ、アンジェリーナ・ジョリーを迎えた監督第2作『ツーリスト』(10)では、ゴールデン・グローブ賞作品賞など3部門にノミネートされた。13年の世界経済フォーラムでヤング・グローバル・リーダーに選出され、アメリカ芸術科学アカデミーのベルリン支部の役員として活動してる。

南カリフォルニア大学とアメリカン・フィルム・インスティチュートで学んだ後、『ワイルド・ブラック/少年の黒い馬』(79)と『チャンス』(79)で注目される。その後、『ライトスタッフ』(83)、『ナチュラル』(84)で2年連続アカデミー賞®撮影賞にノミネートされ、『グース』(96)、『パトリオット』(00)、『パッション』(04)でも同賞にノミネートされた。その他の作品に『私の中のあなた』(09)、『アウトロー』(12)、『リンカーン/秘密の書』(12)、『ライオン・キング』(19)など。82年には『マジック・ボーイ』で監督デビューを果たしている。

エディンバラ大学と英国王立音楽院でピアノと作曲を学んだ後、フィレンツェでルチアーノ・ベリオに作曲を師事。90年代後半から作曲家・編曲家として活動を開始し、既に50本を超える映画だけでなく、テレビや演劇作品においても作曲を手掛けている。主な作品に、ヨーロッパ映画賞作曲賞を受賞した『戦場でワルツを』(08)、『サラの鍵』(10)、『さよなら、アドルフ』(12)、『めぐり逢わせのお弁当』(13)、『女神の見えざる手』(16)、『ふたりの女王/メアリーとエリザベス』(18)など。

大工見習として働いた後、オストヴェストファーレン=リッペ大学でインテリア・デザインを学び、工学の学位を取得。その後、ミュンヘンテレビ映画大学と提携したローゼンハイム応用科学大学で、映画とテレビのプロダクション・デザインを学ぶ。97年以来、さまざまな映画作品のプロダクション・デザインを手がけ、『善き人のためのソナタ』(06)でドイツ映画賞美術賞を受賞。その他の作品に『4分間のピアニスト』(06)、『ピエロがお前を嘲笑う』(14)、『ブルーム・オブ・イエスタディ』(16)など。

ベルリン芸術大学でデザインと美術史を学び、ファッション業界で働いた後、オペラ作品や舞踊劇場などのスタイリストを務める。初めて映画作品に参加したのは、美術アシスタントとして携わった『薔薇の名前』(86)、衣装デザインアシスタントしてはヴィム・ヴェンダース監督の『時の翼にのって/ファラウェイ・ソー・クロース!』(93)に参加。『FRAUEN SIND WAS WUNDERBARES(原題)』(未)で衣装デザインとして独立し、06年には『善き人のためのソナタ』でドイツ映画賞衣装賞にノミネートされる。その他の作品に、『最愛の大地』(11)、『陽だまりハウスでマラソンを』(13)など。

Comment<敬称略・順不同>

歴史に翻弄される人生映画と、真剣に美術に向かい合うひとりの青年の成長の描き方が、数々ある素晴らしい映画以上のものにしている

奈良美智(画家・彫刻家)

リヒターを誤解していたのではと疑い、また、やはり正しく理解していたのだとも思う。
韜晦とうかいの隙間に真相がちらつく。

平野啓一郎(小説家)

「芸術は無くならない」
その意味を教えてくれる、苦しくも美しい戦いの日々がここに在りました。

前田エマ(モデル)

ナチス<退廃芸術展>以降、リヒターの目、行動を通しての20世紀西欧美術史3時間フルコース、前菜がヘヴィ!

滝本誠(映画評論家)

ナチスの退廃芸術から戦後ドイツ、東の社会主義リアリズム、西の現代美術、そして伝説のヨーゼフ・ボイスの講義までが再現される、激動の20世紀美術史=映画。

椹木野衣(美術批評家)

魂を溶いて描いたような、無二の力作。
戦禍も災厄すらも、芸術の前では養分なのだ。

SYO(映画ライター)

ずっと出会いたかった映画。
様々な幸せの捉え方があるが、真実に希望を見出す人生はその中でも最も強く逞しくゆるぎない。
最高の一本でした。

吉岡里帆(女優)

立場を超えて、生活から見出される人間の営みや苦悩に寄り添う本ストーリーの姿勢に心を揺さぶられた。

和田彩花(アイドル)

画家自身は言葉にしない創造の原風景に想像力を携えて近づくこと。
そのとき絵は、映像は、人の絆を破壊する暗い力に屈しない生命の脈動で私たちを震わせる。

小野正嗣(作家)

官能的で感動的。激動の時代を客観的に眺めた少年の心が芸術を通して溢れ出る

藤原ヒロシ(音楽プロデューサー)